■足場を組む作業は、後に作業に入る職種の職人の安全確保並びに作業効率を考えて行う事が求められます。当社では誠実施工を信条に、高い信頼性とより付加価値のある 施工を実施しています。
●鳶の由来 棟上の時、梁から梁へ文字通り飛んだので鳶といわれる。 道具として代表的なものが鳶口でありこのことからも町火消(延焼家屋を曳き倒すときに使う)、梯子乗り(梯子を支えるのに使う)、木遣り(木をやりまわすのに必要)とは不可分であると言える。またこの鳶口から鳶職といわれる。または木遣り方、木遣り衆などもとび職の別名であり、遣り方の語源である。
●役割 町鳶、町場鳶とも言われる。古くから日本各地では相互扶助の単位として町あるいは町場という共同体があり、江戸時代までは都市部の公的な自治単位として多くの権限を有していた。都市部の庶民のまつりごと(自治、祭礼)は伝統的にこの単位で行われ、その慣行が今でも残っているところも少なくない。こうした自治の場で町鳶は冠婚葬祭の互助活動などや消火活動(町火消)、祭礼(山車・神輿の作成)、橋、井戸の屋根、つるべや上水道の枡、木管や下水道のどぶ板といった町内インフラストラクチャーの作成、保守などを、町大工(大工)と協力して担ってきた。現代で言えばインフラストラクチャーを大工が作りイベントを鳶職が行ったといえる。普請においてその町に住む者はその土地の鳶職を使うのが不文律でありそれをたがえる時はそれなりの理由と挨拶が欠かせなかった。またこの様なことは鳶職に限ったことではなく町の中でお金が循環するという相互扶助でもある。 しかし町の中でも商店や職人を積極的に贔屓にするが、不文律の拘束は弱く、町鳶、町大工、町火消しなどの「町」を冠する職方には我々の町の、という誇りを込めたニュアンスがある。